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今年も一年間ありがとうございました。1年を振り返ります。

今日は大晦日の12月31日。いよいよ1年があと数時間で終わります。とは言っても毎年、具体的に何が変わるのかというと、あまり変わらない毎日が続くのかも知れませんが。

 

今年は「プラスワンの仕事を」というスローガンで1年をスタートしました。一人ひとり、少しで良いので変化を作っていこう。社員のみんなが少しずつ変化することで、会社全体として大きく変わっていける。そんな思いを込めていました。

 

そして自分自身も、変化を求めて自ら行動していこう。改めて挑戦したり、今までお会いしたことのない人たちと交流したりして、自分に新しい刺激を作っていこう。そんなことを思いながら、一年を過ごしてきました。

 

そして世間的にも2022年は、社会環境や価値観、世界の緊迫度など、様々なものが大きく動き出した1年だったなと思います。

 

そんなことを1年を振り返りながら考えていました。

 

歴史的な円の暴落。加速する円安。増加する原油高

コロナから復活、失った経済を復活させる!2022年は世界各国がその方向でうごきました。(中国を除く)。そして今までバラ撒いてきたコロナ対策資金を今度は回収するフェーズに移りました。徐々にインフレが動き、米国・欧州ら主要国は財政政策で金融引締めを始めます。しかし日本は未だコロナを再評価することができず、未だコロナ対策資金を用意し、またこのままでは不況が続くと判断し金融緩和を維持。

このように世界と逆張りしたことにより、円安フェーズに転換しました。それがいまだ収まることなく、10月24日には1ドル150円を超えます。正月のときは115円でしたから、この動きは半端ない。

 

 

脱コロナで世界では生産をスタートさせます。燃料の需要がいきなり高まりました。それに対して供給側は動きが鈍く、供給不足により原油価格が高騰しはじめました。円安転換に合わせて原油価格でダブルパンチです。仕入れコストが円安で増加しただけでなく、輸送費や製造コストが増え、国内で物価が高騰。建設業界も同様で、コンクリート、鉄筋、クロス、あらゆるものの値段が上がってしまいました。

 

まさか・・・。ロシアが戦争を始める

2月にロシアがウクライナを侵攻しました。世界は経済的な不安定に加えて、第三次世界大戦が始まるのかも知れないという緊張感が走りました。「この21世紀の時代に、もう戦争なんてないだろ。」って思っていた僕は、やはり平和ボケだったのです。

 

2021年にアメリカの小麦が不作で、食料価格は上がり傾向でした。そこに戦争によって、ウクライナ小麦が供給ラインから外れてしまいました。ロシアからのパイプラインを使って燃料を用意してきた欧州各国も急な燃料不安に陥り、経済も食料も燃料も、めちゃくちゃになってしまった。

 

ある方から、「国防とは武器で戦うことだけじゃない。食料と燃料を自給できることが国防なんだ。」と以前教えてもらいましたが、本当にそれを実感しました。もし食料や燃料の供給ラインを絶たれてしまったら、国家存亡の危機。太平洋戦争の始まりもそのようなものだったと知り、改めてエネルギー事業の重要性を感じました。

 

尖閣諸島、北方四島の緊張感。北朝鮮から国土を飛び越えるミサイル。台湾の李登輝さんが死去。ウクライナは対岸の火事でなく、地政学的に日本と似てる。そして年末には防衛費の拡大の議論。非常に危ない状況にあります。

 

限界を超えてくれたスポーツ選手

社会情勢は非常に混沌とするなか、アスリートたちは「限界なんてないんだ」ということを、自らの挑戦で見せてくれました。

 

エンゼルスにいる大谷翔平選手は、アメリカのMVPを受賞するかもというところまで来ました。ホームランバッターとして、ピッチャーとして素晴らしい活躍。そしてシアトルでMLBとして活躍したイチロー選手はマリナーズの殿堂入りを果たしました。

 

さらにW杯では、日本代表選手たちは、ドイツとスペインを倒しました。カズやラモスあたりからサッカーを見てきた僕たち世代には信じられない出来事でした。長期的な構想をもち、皆でビジョンや夢を共有し、行動し続けることの凄さに感動しました。

 

「夢は叶うんだ。限界なんてないんだ。」そんな元気をアスリートの皆様は日本人に見せてくれた。そんな年だったと思います。

 

2022年は時代のターニングポイントに。

来年はどんな年にしようか。いつもは楽観的にそれを思い浮かべていました。2023年は、より積極的に自分から変化を作っていく年にしようと思います。

 

環境がどう変わるか。そんなことを予想するよりも、まずは自分の力を頼れるように、学んだり動いたり、行動することを続けよう。そんなことを思いました。

 

皆様には今年も1年間いろいろとお世話になりました。どうか来年も良い年に。そして、どうか来年もよろしくお願いします。

 


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