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トップアスリートから睡眠の重要性を学ぶ

我々現代人は眠ることを随分軽視しているのでないか。睡眠こそがすべてを解決してくれるのでないか。

そんな警句を投げかけてくれたのが、マシュー・ウォーカー博士だ。

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彼の研究結果を簡単にまとめたものが、TEDトークにあがっているので、是非とも観てほしい。youtubeにアクセスしたらたった10分で学べる良い教材だと思う。

 

 

さて、こちらの動画のサムネイルにもあるように、トップアスリートにとって「睡眠こそが最大の課題」。今回の記事では、トップアスリートが如何に睡眠に取り組んでいるかを紹介し、自分たちの生活改善の参考にしてもらえたらなと、思います。

 

 

【NFL】G.O.A.T.トム・ブレイディの場合

私、アメフトが大好きで特にアメリカのトップリーグNFLについては「オタクか!」というくらいハマっています。そんなアメフトは格闘技とも称されるほど、激しいコンタクトスポーツ。身体へのダメージは大変大きく、一歩間違えてしまうと選手生命を一瞬で失うほどの怖さがあります。だから年間の試合数は16試合と決まっています。

その世界で21年間戦い続け、トップの業績を残しているQBトム・ブレイディ。彼は睡眠に対しても非常にストイックに向き合っています。彼の事例を少し紹介しましょう。

ブレイディの睡眠①夜9時には就寝

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彼は基本8時半に寝る。遅くとも9時には寝る。そして5時半に目を覚ますそうです。タイマーは絶対に使わず、自然と体が目覚めるのを待つらしい。

睡眠時間でいうと8時間~9時間。正直これほど早くベッドについているビジネスマンはいないんじゃないでしょうか。まだまだ宵の口といって二次会に踏み出す時間ですし、普通に仕事している人も多いと思います。

睡眠を最優先していないと出来ない就寝時間です。8時半に寝ようと思えば、7時には風呂などを終わらせてく必要があるし、そうすると食事はもっと早くなります。帰宅時間までも就寝時刻から逆算して計算しているわけ。かなりストイックですね。

ブレイディの睡眠②室温は絶対20.5℃!

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時間を確保した後は睡眠環境の整備です。寝室は完全に20.5℃に設定されています。絶対に!というのがこだわりですね。まるでイチロー選手のようです。

日本睡眠学会の調査によると、人間はほぼ裸で寝具を使わない場合なら、室温29℃が最適温度だそうです。しかしお布団を掛けて寝ますので、温度は夏で25℃、冬で23℃が良いとされてます。

ただコレは日本の住環境と自然環境、また湿度関係の前提条件です。アメリカでは自然環境が違いますし、住宅も高密度な空間になってますから、温度はもう少し低く設定したほうが良いのでしょう。

ブレイディの睡眠③スリープウェアをUA社と開発

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ブレイディと専属契約をしているのが、ボルチモアに本社を構えるアンダー・アーマー社です。トレーニングウェアやシューズなどがメイン事業になるのですが、ブレイディからの熱烈なオファーにより、スリーピングウェアを共同開発しました。

使われてる素材はそもそもリカバリーウェアで開発されたもので、肉体疲労からの回復を促す特殊なバイオセラミック繊維が使われてます。これを使ったスリーピングウェアは大変着心地がよく、快適な入眠と深い睡眠を与えてくれるそうです。寝間着まで自分で開発してしまうなんて、ブレイディのこだわり。すごいですね。

ブレイディの睡眠④食事にもストイック

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ブレイディの妻はスーパーモデルのジゼル・ブンチェン。彼女の影響もあるのか知れないですが、ブレイディ家では専属のシェフを雇用し、食事を提供してもらっているそうです。

ブレイディ家のパーソナル・シェフ、アラン・キャンベルによると、『①食事は八割が野菜で、しかも土から取れたものだけ、当然完全オーガニック、②穀類は雑穀、③魚は養殖ではないトラウト系が多め、④グルテンも完全にNG』だそうです。

ラーメンなんて、もう何年も食べてないんだろうな。すごいことです。

【NBA】KINGレブロン・ジェームスの場合

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NBAのキングと言われるレブロン・ジェームスも睡眠の重要性を強く自覚している一人である。そもそもNBAの場合、アメフトと違い試合数が多い。10月22日にシーズンが開幕し、プレイオフが始まる2020年4月18日までの189日間がレギュラーシーズンの期間。そこで82試合をこなすスケジュール、つまり2.3日に1回試合がある計算。

ホームで41試合、ロードで41試合するから、移動時間などを含めると本当に大変なスケジュールだということが実感できますね。それに加えてゲームは2時間走りまくりのハードなものです。

だからこそ睡眠が重要であると啓蒙し、睡眠その他諸々に1億円以上を投資し、自己管理しているそうです。

ジェームスの睡眠①とにかく暗くする

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寝ることにかんしては環境が大きく変わるNBA選手。2~3日で一度試合するから、ホテルで宿泊することが多いわけですよ。レブロンはホテルのカーテンをチェックして、とにかく部屋が暗くなるように調整するそうです。

光を浴びると脳は活性化され元気になっちゃう。逆に暗くするとメラトニンが分泌されて抗酸化作用が働き老化を遅らせる効果もあるそうです。

ジェームスの睡眠②室温は20-21℃

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でました!ここでも室温ストイック。やっぱり温度って大事なんですね。でもどうでしょう。ありますか?部屋に室温計って。普通そんなのみないですよね。僕もサウナ室くらいでしか室温確認したことないですもの。

ジェームスの睡眠③端末は45分前には消す

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ね、これはもう一番有名な入眠方法。とにかくベッドでスマホみたらダメ。レブロン・ジェームスはベッドに入る45分には端末をオフにするようです。

まとめ

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アスリートは特別だ。とは思いますが、日本人の睡眠時間の短さは世界でも世界でも群を抜いているそうです。2014年OECD調査によると、平均時間は7時間42分。これだけ見ると多いように見えますが、それでもワールドワイドに見ると2時間近く短いらしい。

毎日仕事に向かうことで、ストレスにさらされ、目に見えない疲労感というのがシンシンと積もっています。これらをクリアにしてあげることで日常のパフォーマンスはあがると思います。それにはアルコールを飲むことでなくて、早く寝る、よく寝るってことが大事じゃないかな。僕はそう思います。

 

なかなか、うまくいかないですけどね!

 

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