毎年4月15日は長浜曳山祭りです!
どうも、材光工務店の代表の伊藤です。今回は長浜曳山まつりについてお話します。
僕たちが住んでいる長浜の、何百年と続く伝統的な祭事(神事)です。
長浜は豊臣秀吉公が開いた町です。男子が誕生したことを祝って秀吉は町民に砂金を配りました。そのお返しに町民はこれを使って男の子が演じる子供歌舞伎というお祭りを作ったそうです。それが曳山祭りの始まりだそうです。(正確には歌舞伎をやりだしたのは、江戸中期だという話もあります)
豊臣秀吉が信長から、長浜の地を拝領したのが天正元年(1573年)です。徳川幕府時代の祭りの状況はどうだったのかわかりませんが、事の起りから数えると400年を超える歴史をもつものですね。
2016年には「長浜曳山まつり」はユネスコ世界遺産へ登録が決まりました。市民にとって大変嬉しい出来事でしたね。
今年は社員がくじ取り人の名誉を。
山鉾巡航の順番を決めるくじ取り式というのが、毎年4月13日に開催されます。赤い鉢巻を巻いた、くじ取り人になることは大変な名誉。今年出番山である「諫皷山」の籤取り人は、なんと材光工務店の樋口くん!(写真真ん中)
一生で一度しかできないことですし、今年はコロナの影響もあり、1年延期の中で儀式が執り行われたことは素晴らしいことだと思います。
例年ですと当日にむけて、夜を通して神社に向かってお参りするという、裸参りの儀式が4日間あります。赤い鉢巻を巻いた籤取り人を先頭に、出番となる山組のみなさんが心ひとつになる姿は、とても凛々しく雄々しく荘厳な空気を醸しています。今年はコロナでこの行事はなかったですね。曳山まつりに関わってる山組さんの熱気を最も感じます。
材光工務店は創業以来、祭りの日は休日。
僕が小学生のとき、中学生のとき。市内の学校はみんな半日で終わりでした。地域の歴史・行事を肌で感じる、社会体験学習の意図があったんでしょう。これは僕は非常に良いことだと思います。自分が住んでる街の伝統文化を体験することって、地域の愛郷心を育みます。それがひいては日本や世界を理解する上で重要な要素だと思うのです。各自治体ごとにそれらがあるわけで、日本全国画一的に同じことをしなくて良いと僕は思います。
材光工務店は長浜にある会社です。社員のみなにはぜひ曳山祭りに子供を連れて観に行ってほしいなと思っていて、創業以来ずっと、曳山まつりのある4月15日だけは会社を休みにしています。これって何だか昔っぽいと思うんですが、僕はこの地域らしさを大事にしたいんですよね。
大正・昭和・平成・令和になっても。きっとこれからも。曳山まつりの日は会社はお休みです。関係各位の皆様、どうかご理解くださいますようお願いいたします。