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大学とのコラボレーションを検討中です。

代表の伊藤です。

 

さて前回10月に、建築学科の研究室さんにご来社をいただきました。大学は滋賀県草津に本拠地を構える立命館大学さんです。

 

僕も建築学科の大学生だったのですが、僕の時代はあまり企業と大学がコラボしてなにかを作るってことはありませんでした。学生は学生なりに地域を歩き、フィールドワークを重ねながら、研究論文を仕上げていました。

 

学びというのは、本来社会のためになるものであるべきです。大学という日本では最も充実している研究機関が、社会や企業とつながり、実際におこってる社会課題やビジネス課題、いわゆる実態(リアル)情報に触れてもらう。こうして、より現実味を帯びた研究ができるのでないか。

 

そう思っていたので、長浜に研究室の先生と大学院生と大学生らを招いて、色々長浜についてフィールドワークをしてもらいました。

 

 

長浜市内をフィールドワーク

14時ごろから、長浜城から市街を展望し、曳山博物館、黒壁界隈、安藤家、えきまちテラスを見学し、弊社で経営しているまちの宿にて、感じたことをアウトプットしてもらいした。

 

その際、大学院生や、学生たちからは、かなり肌身に迫る感想をいただきました。

 

学生たちの率直な意見

一番、胸に刺さったのは「一度来たら、もういいかな?」という意見でした。伊勢神宮の傍らにある、おかげ横丁。商店街のコンテンツは、あれとよく似ている。だけども伊勢神宮にお参りするというのが本命で、横丁を歩くのは、そのついで。長浜には、本命になるものがない。そう言われたような気がします。

 

また横浜中華街のようにコンセプトが揃っていて、「中国体験する」という目的が叶えられる場所なら何度も行くとの意見もありました。

 

一方で、この古い町並みがそのまま残っていて、使われてるというのは、やはりスゴイ。なかなか無い。ただ残念なことに、歩いている時間感覚がすごく早く、じっくり観てられない。との意見もありました。

 

安藤家や黒壁本館、その他寺院など、見応えのある建築はたくさんあります。中庭なども美しく滋味溢れる味わいがあるかと思います。しかし、そこでじっくり過ごすようには、作られてません。そこでお茶を飲んだり、ケーキを食べたり。そういうコンテンツを合わせ技で使うことで、長浜での時間軸を長くすることができるんじゃないか。と盛り上がりました。

 

こうして、若い方の視点で意見をもらうことは、事業を考える上で大きな気付きがありますね。

 

常々思っていることですが、感じるばかりでなく、自分の言葉ですぐにアウトプットする、これが大事ですね。それもできるだけ早く。勉強になりました。

 

今後の展開について

わたしたち材光工務店も、長浜のこれからがどうあるべきか、などと大それた事を考える立場ではないですが、せっかく地元に住んで仕事をしているので、長浜の活性化に貢献したいという気持ちが強くあります。

 

立命館大学さんのスローガンが、「BEYOND BORDERS」。一線を超えていけ!という、かなりアグレッシブな気持ちを前面に出されています。僕たち材光工務店も、今までのボーダーラインを超えていける企業へ。そして業界のボーダーを超え、社会に貢献できる仕事がしたいと思っています。

 

これからはまだ具体的に何も決まってないですが、研究室の学生さんたちと協働できる何かを見つけて、地域活性の面白いヒントが見えないかなと思っています。

 

ただ漠然とですが、「びわこを体験できる都市開発」。そんな事が実現できれば、、、と夢みております。


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